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東北にボランティアに行ってきました。
 尼崎医療生協のお誘いで、宮城県山元町に看護師として医療ボランティアに行きました。
 朝一番の飛行機で仙台空港に到着。外は吹雪いていましたが寒さはそんなに感じませんでした。山元町花釜地区は、地震と津波被害を受けた地域です。在宅でくらしている方は1階部分が津波に襲われ、家を修復して住んでおられます。
 修復した家をお借りして、近所の方を誘ってたくさんの方が集まって来ました。健康チェックし体操や脳トレーニングしたり、お話をしたり楽しい時間を共にしました。『周りの家が解体されて、自分の家だけになってしまった。1人で住んでいるので心細い』と涙を流しながら話されていました。皆さん地震後に血圧が高くなり、薬を飲み始めたり、増やしたりしています。お年寄りの方は家にいると話をしなかったり、落ち込んだりされています。でもみんなと話をしたら、元気を取り戻したりされます。
  軽い体操をしました。
 みんなで話していると『血圧計や体温計がほしい。家でも測りたい』や『ボアシーツがほしい』また『時々は集まって、みんなで要求を出していこうよ』など前向きな意見だ出ました。在宅の人たちには電化製品などの支援物資が届かないようです。すべて自力でそろえなければなりません。

 昼から尼崎医療生協の職員さんと合流し、坂本支所を借りて支援物資の提供や健康チェック、喫茶店をしました。近所の人が続々と来ていただきました。健康相談と共に話を聞きました。ある男性は世間話をしてなかなか席を立とうとされません。最後に『妻が乳がんで抗がん剤治療をしている。ガンを小さくして手術を受ける。手術が出来るようになるのかな』と不安そうに話してくれました。不安な気持ちを誰かに聞いてほしかったのだと思いました。
  ご当地のみやぎ県南生協病院の組合さんと一緒に記念写真。
 
 宮城県南医療生協の組合さんは自らも被災しながらも、とっても明るく、献身的に地域の方々を励まし、私たちと一緒にボランティアをされています。とっても頼もしい存在です。
 尼崎医療生協は、地震の翌日から山元町に支援に入っています。今では地域の組合さんたちの絶大な信頼を得て、毎月のボランティアの準備から人集めまでサポートして頂いています。尼崎医療生協の組合さんが集めてくれた支援物資は、たちまち残り少なくなりました。

  この冬初めての雪景色でした

  ボランティア終了後は、仙台空港で労をねぎらって乾杯しました。牛タンは最高においしかった。

 医療生協のスタッフが支援を継続し続けています。それは明るく、寄り添いながら、被災者の要望に答える活動、そして何よりも喜んでもらえることを楽しみながら・・・そんな仲間と一緒に過ごした貴重な、日帰りボランティアでした。

masakiichiko | - | - | - |

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