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自治体学校 2
 子どもの貧困については、私は6月議会で取り上げたテーマであり、今回自治体学校で学びたい項目でした。今の子どもの生活実態を知りえる学習の機会となりました。
 どんな出来事が身近に起こっているのか? ・夏休みで10キロも痩せてきた中学生 ・虫歯20本で治癒がされていない子ども、総入れ歯にしなくてはならない子どもがいる ・給食に時間に教室を出ていく子ども(給食がない地域)
・子どもの虐待と虐待死の増加 ・修学旅行の積立金を崩して生活費に ・卒業アルバム代を払えず、持たずに卒業 ・「ママに電話しないで…」(保育園)
親がちゃんとした職業につかないなど自己責任論があることを指摘されていました。
政府は「子どもの貧困対策大綱」を策定しました。しかし子どもの貧困率の削減目標、具体策などが盛り込んでいません。国の本気で取り組む気があるのかが問われます。貧困調査の実施、母子世帯への対応、若い親たちへの支援等、国や自治体の取り組みの具体化が必要です。
 子どもの貧困対策の4つの矢、「親の労働生活への支援」「経済的保障」「子どもの学習支援」「食への保障(居場所つくり)」が対策の柱になります。
 自治体として子どもの貧困調査を実施し、経済状況、健康状況、教育状況、人間関係等の調査が必要です。その結果を踏まえた対策に具体化が見えてきます。  npo法人豊島こどもwakuwakuネットワークの栗林知絵子さんの取り組みが紹介されました。無料学習支援、子ども食堂、プレーパーク、夜の児童館を地域の人たちに協力を求め、子どもの居場所つくりを実践されていました。とても興味深く活動の中身を聞かしてもらいました。私は子どもの貧困対策として、ボランティア活動に任せるのでなく、自治体として行うべきではと思いました。
 私は、議員として何ができるのか?生活相談を通じて実態の調査して、具体的な支援を議論し解決に当たるという、途方もない課題があります。これから私の活動の柱として、子育て支援の充実を訴えていきたいと思いました。

 3日間の自治体学校は、毎年の夏のイベントとして楽しみにしています。特に全国からの先進的事例の紹介が、地方議員として大変学習になる研修会です。また全国持ち回りで行われており、今回は金沢で行われ会場に行くバスの中で、美しい古都の街並みを見ることができました。観光はできませんが会場となった金沢大学がひと山一面に建っているのに驚きました。 
 来年は神戸で自治体学校があります。今度は主催する側として全国の参加者を迎えたいと思っています。
 

 
 
 

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