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ヘルスアップ尼崎戦略事業について、健康推進担当野口課長に話を聞きました。
 尼崎市の誇るべき、ヘルスアップ事業を推進している、野口課長の話を聞きました。まさに「目からうろこ」でした。
 2000年に現市民局健康推進課に赴任した頃は、現職の職員が毎年1〜4名死亡していました。死因は生活習慣病でした。それにショックを受けた課長は、健診結果をもとにリスク集積者抽出し保健指導を実施しました。その後死亡者がゼロになりました。傷病手当金が実施前は1億6500万円だったのが8800万円になりました。
 この成果を市民の健康寿命の延伸にいかせないか、と考えました。それが特定健診と保健指導に取り組むきっかけでした。
 生活習慣病で倒れた人の、レセプトや血液データーを分析した結果、血圧130、血糖110、中性脂肪130前後、BMIが23.5の人でもデーター的には重症ではなくても、10年間続くと心筋梗塞や脳卒中で倒れるリスクが高いという分析結果が出ました。初めての特定健診で約2割の方がすでに重症状態です。
 65歳未満で介護が必要になった人の64%の人が、予防可能な生活習慣病で倒れた人です。しかし、保健指導で病状の悪化を防ぐことが出来ます。
 そして今深刻な状況になっているのが、若い10代の子ども達の食生活の乱れが成人病予備軍が急増している状況になっていると話されていました。

 自分は大丈夫だと思っている方も、特定健診を受けて、必要なら保健指導を受けて、自分の健康生活に関心を持つことが大切です。健康で楽しい老後を迎えるために・・・ それが公費私費の医療費を抑える一番の近道であることを実感しました。
 
 また、尼崎のような狭い地域でも6行政区(中央・小田・大庄・武庫・立花・園田)によって、住む人々の文化、生活様式の違いが、血液データーにみごとに特徴が出ていると言う分析結果に驚きました。
 まさしく目からうろこでした。こんなおもしろい学習会は、なかなかめぐり合いません。  
 

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