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国保再生に向けて・・・長友薫輝先生の学習会


 津市立三重短期大学の長友先生を迎えての、国保の学習会でした。
大阪・門真市国保実態調査に取り組んで、見えてきた実態でした。尼崎の市会議員松村ヤスコ議員も参加された調査です。門真市は日本一国保が高い自治体です。そして国保滞納率が69.9%。国保加入世帯の7割が世帯所得が100万円以下、8割が200万以下です。そこでの訪問・インタビュー調査でした。
 生の声は、「国保が高くて払えない」「病気になっても病院にかかれない」「食事は1日2食」「外に出るとお腹がすくので家の中で寝てくらしている」などの生活実態でした。先生は、国保加入者は無職者が55%なのに、所得の25%を越える国保料は払える金額ではない。国保が貧困を拡大する原因になっている。自治体は市民の生活実態を見ていない。と熱く語られました。
 益川敏英さんが『日本の科学者』の中で「現場から具体的なデータを基に、現場とタイアップして、一過性でなく持続的な運動をしないとだめ」と言われています。地域に出向く、足を運ぶ。調査で元気になる。
 また門真市の国保実態調査は、テレビ報道もされました。日本共産党の参議員山下よしき議員も国会で取り上げ注目されました。
 尼崎市も国保料が高く、門真市の実態と通じるところがあります。生の声は尼崎市民の声でもあります。国保世帯の悲鳴に、国がもっと国保に財源を投入するように求めなければ、医療が受けられない国になっていくと強い危機感を思いました。
 

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