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ある若者との出会い
 年末に3歳の孫と「ひらかたパーク」に行ったお話をしました。阪急電車で帰る途中で、横に座っていた若者が話しかけてきました。
 「おばあちゃん?おかあさん?ですか?僕はおばあちゃんっ子だったので、うらやましいと思って・・・。おばあちゃんが死んでしまったから」と話しかけてきました。21歳の若者は自衛隊をしているということでした。母子家庭で育ちおばあさんに育ててもらった。今は新しいお父さんと年に離れた弟がいる。高校卒業してから自衛隊に入り寮に住んでいると身の上を話してくれました。優しい好青年でしたが、少し寂しげでした。
 
 私は思い切って「戦争に外国に行くようになったら、逃げて帰っておいでよ」と言いました。すると「僕はそんなことしません。戦います」と言いました。自衛隊では、いのちより自衛隊の任務を遂行しようとする、戦うことを美学とする教育がなされているんだと思いました。まるで80年前の軍国主義の教育です。私は恐ろしさを感じました。「自分のいのち、人のいのちも大切にしないとね」というのがやっとでした。
 戦争というのは、自分の命を守ろうとすると人の命を奪うことです。どちらにしても地獄をみるんです。この青年が戦争に行くことがないように、おばちゃん頑張るからねー。と誓いました。青年もどこかで「逃げなさい」という言葉を思い出してほしいと思います。

 短い時間でしたが、そんなやり取りがあったことを、ブログにしたためたくて掲載しました。

masakiichiko | - | - | - |

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