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「大震災と生存権  基礎から学ぶ災害法制・生活保護」研修会に行きました
  宇都宮健児弁護士

25、26日と京都に研修に行って来ました。生活保護問題対策全国会議、全国公的扶助研究会が主催する研修会です。
生活保護問題と大震災のもと被災者の生活再建をどのように進めていくかが焦点となった研修会でした。最近は研修会が立て続けにあり、ちょっと疲れ気味ですが2日間京都まで通いました。
 1日目の講演は「被災者の生活再建支援と災害法制」大分大学 山崎栄一先生。東日本大震災はこれまでとは異なった状況に基づく対応が必要とされています。津波、原発事故、行政機能の麻痺、広域災害、県外市外への被災者移動憲法規定からみた被災者支援のあり方を憲法に添っての講演でした。被災者の支援制度は何かにつけ「り災証明書」が重要であり、まずおこなわなければいけない仕事の一つです。生活再建はり災証明書からはじまります。

 「大震災と生活保護」阪神大震災の経験を踏まえて、神戸公務員ボランティア・NPO法人神戸の冬を支える会のはしもと郁さんの講演でした。
大災害と貧困問題では、災害は等しく襲ってこない。阪神大震災では生活保護世帯の死亡率は5倍、全壊全焼率は2倍だったことを報告。東日本大震災の被災者は苦しい生活をぎりぎりまでガマンしている。保護申請が3県で140世帯と少なくとどまっている現実です。義援金をもらうことを理由に保護を打ち切られる、避難所での保護申請を拒否する。義援金はこれからの生活再建に必要な費用であって、そのために保護を切ることはあってはならないと怒りを込めて話されていました。

 「無縁社会の取材から見えてきたもの」NHK解説委員の鎌田靖さん。テレビの取材を通して今の社会の異常、単身で年を取ることの不安な思い、その根本には結婚できない現実と貧困社会がある。とっても興味深く聞きました。週に1回は被災地に行き人々の生活そのものを取材しています。東北の復興がまったく進んでいないことに怒りを込めて語りました。9月10日に「震災から半年」の番組を放送します。鎌田さんがつくる番組を見たいと思います。

 2日目は「震災と生存権〜弁護士・議員が出来ること」日本弁護士連合会 会長宇都宮健児さんの講演でした。震災から被災地で無料法律相談を実施されています。復興でめざす基本的視点として.灰潺縫謄の維持・再生・発展 不合理な債務からの開放 生業と雇用の回復をめざしています。被災者が主体となった復興、憲法が保障する基本的人権を被災者が回復する「人間の復興」を視点にたって相談活動をおこなっています。宇都宮さんの復興方針は原発問題や生活保護問題でも、日本共産党の考え方と大いに一致します。宇都宮さんの話を聞いていると、共産党の主張に真実があると心からそう思います。法律相談で寄せられた切実な願いを、国で立法化していく。弁護士と議員の共通の役割です。

 京都の加茂川のほとりにある会館で、京都らしい風情を楽しみながらきれいな川の景色と町並みを楽しみました。暑かったのと突然の豪雨には驚きました。
 加茂川の河川にちょっと寄り道

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