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高校学区拡大問題を考える、尼崎市民集会
 兵庫県高等学校教職員組合尼崎支部と尼崎教職員組合は、8月24日に「高校通学区拡大問題を考える尼崎市民集会」を開きました。
 高教組尼崎支部長は、学区拡大によって高校のさらなる序列化が進み、教育内容の格差や学力・貧困の格差が拡大する。子ども達の優越感と劣等感が人格形成上の問題が出てくると問題点を指摘。
 尼教組の中学校教師は、「尼崎の中学生の学力は周りの市より低く、その背景には経済的にしんどい家庭が多いことある。学区を拡大すれば、公立高校にいけない尼崎の子どもが増える。他市で公立は難しいと言われた子が尼崎の高校を受験し、尼崎の子がはじき出される可能性が多い」と公立高校にいけない子が、私立高校でなく夜間高校を選択する子が多くなっている。現行制度でも成績がよければ市外の高校でも受験できる選択肢はあると現状を報告しました。
 参加者から「遠くの高校に通うのに交通費の貸与制度があるが、子どもに借金を背負わすことになる。地元の高校に通わせたい」など意見が出されました。
 日本共産党市議団の田村征雄議員は、「学区拡大は高校の統廃合にもつながる。教育の衰退に未来はない、街の発展がなくなる。9月議会で学区拡大反対の意見書を尼崎から提出して行きたい」と訴えました。
 市民集会の中で小中学生の保護者に幅広く知らせること、9月議会に向けて「高校学区(尼崎学区)を他学区と統合しないことを求める意見書の提出についての陳情」の提出を決めました。
 私は保護者の意見や子どもの意見を聞き、現実のニーズはどこにあるのか聞いていかなければいけないとおもいました。子どもが自分の希望する進路をができるよう、高校に入ったらやめないで卒業できるよう、将来の展望を描けるように支える、教育委員会の役割をしっかり果たしていくことを希望します。
 

masakiichiko | - | - | - |

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