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【金子兜太さんと平和・憲法を語るつどい】でママの会のメンバーがスピーチをしました。
明治大学で開催された【金子兜太さんと平和・憲法を語るつどい】でママの会のメンバーがスピーチをしました。心に沁みるとても素敵なスピーチです。是非読んでみて下さい。

☆ ☆ ☆
皆さんこんにちは!安保関連法に反対するママの会で活動している星野といいます。2歳と4歳の2人の子どもの母親です。
今日はこのような素敵な場でお話させていただくことを光栄に思っています。

皆さん、今日はこういったプラカードを持って参りました。これはママの会東京で作ったものですが、この素敵なイラストを描いて下さったのは、絵本作家の長谷川義史さんという方です。子どもたちに平和を伝える絵本をたくさん描いていらっしゃいます。
ママの会では様々な場でアピールを行うと同時に、「お絵かきピース」という企画で、絵を描いたり絵本を読んだりしながら、子どもたちと一緒に平和を考える活動をしています。私自身も、自分の子に平和の絵本をいろいろと読んでいますが、中でも長谷川さんの「おへそのあな」という絵本にとくに共感しています。今日はそのお話をしたいと思います。

この絵本は、赤ちゃんの誕生を描いたもので、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんが、おへそのあなから外の世界をのぞいています。お姉ちゃんは赤ちゃんのために花を育て、お父さんは歌を歌い、家族みんなでその誕生を待っています。そして、風も、鳥も、世界の全てが「おいでおいで、生まれておいで」と赤ちゃんを歓迎している。そんな様子が描かれています。
戦争や平和という言葉は登場しないけれど、私の伝えたい平和はここにあると思っています。誰もが大切にされ、いのちが肯定される。これが平和なんだと思うからです。

その世界と対極にあるのが戦争です。
先日、元日本兵の加害証言をDVDで見る機会がありました。その中のお一人の、赤ちゃんを自分の足で踏み殺した、という証言が忘れられません。戦場ではこんなことは当たり前のことだったとも語っていました。見る限り優しそうな普通のおじいちゃんです。普通の人が、当たり前に人を殺す。子どもだって容赦なく。皆さん、それが戦争です。
シリアだって、いま危惧されている南スーダンだって、みんな同じです。
人が当たり前に殺される。命が否定される世界を、赤ちゃんがおへその穴からのぞいたら、どう思うでしょうか。安心して生まれて来られるでしょうか?

ママの会の合言葉は「だれの子どももころさせない」というものです。戦場にいる兵士も、子どもたちも、みんなお母さんの子ども。自衛隊の皆さんだってそうです。指の一本にだって思い出がつまっている、そういう存在なんです。それをアベ政権は、戦争のための道具として使い捨てにしようとしています。幼い命が奪われていくことよりも、武器をお金にすることの方を大事にしています。
命を何とも思わない、そのことにこそ、私たちママは怒っています!戦争への道を絶対に許さず、みんなが大切にされる社会を作りたい。それが私たちの思いです。
日本国憲法は、一人一人を大切にする、戦争をしないと高らかにうたっています。私たち国民はこれを大事に思っているけれど、もしかしたらプレゼントされたという感覚もあるかもしれません。でも、70年間もそれを変えてこなかったのは、このプレゼントがとても素敵だったからじゃあないでしょうか。私もパートナーからもらったプレゼントは、素敵なものであれば、ちゃんと大事にしています。
いま、これを改めて選び取り、本当に私たちのものにしていきましょう!
そして、これから産まれてくる次の世代の赤ちゃんたちに「おいでおいで、うまれておいで」と心から言いたいと思います。

大門みきし参議院議員のフェイスブックからアップしました。ママさんらしい、心優しいメッセージです。やさしさの中に、私たちが大事にしてきた憲法9条をなくそうとする今の政府への強い怒りが、わが子を守ろうとするあふれる愛を感じるメッセージです。


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