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生活相談 頑張れ若者よ!
「貧困と格差の恐るべき拡大が日本で進んでいます。上位40人の資産が、下位50%の資産を超える状況です。貯金「0」の世帯が31%、非正規労働者は全体の40%、正社員でも解雇・病気で働けないとなればすぐに貧困層へ転落する今の情勢の中に、尼崎市民もいます。厳しい市民のくらしに寄りそって、市民福祉の向上に目配りする市政になっているかという視点から述べます。」
 先日の3月市議会予算委員会での、松沢ちづる議員の意見表明の一節です。本当にその通りだと思います。
 私は日常的に生活相談を受ける中で、若い人が非正規雇用の中で働き、いじめられ、精神的病気になり働けなくなった途端、生活が困難になる。うつ病になっても病院にも行けない、病気が安定しない、いつまでたっても働けない、生活ができない。そんな生きづらさを見てきました。同居している家族も年金暮らし、ひとりなら何とか暮らせるが、子どもの面倒までは見れないとSOSがありました。このままでは家族とも共倒れになります。
 ワンルームを借り自立させ、生活保護を申請しました。あらかじめアパートを借りる前に市の保護課に相談に行きました。ひとり立ち出来たら生活保護が受けられるのか確証が欲しかったからです。引っ越しを済ませ、今日保護の申請に行きます。一日でも早く申請しなければ一人くらしがなりたちません。

 今、若い人のくらしは働いているから何とかできていますが、預貯金する余裕がなく、何らかの理由で失業したらたちまち翌月から生活困難になってしまいます。綱渡りの状況です。
 うちの娘夫婦と3歳の子どもは、昨年夫の会社が突然倒産しました。何も知らされず会社に行ったら倒産宣告があったそうです。途方に暮れているとき、取引のあった大きな会社に、機械のメンテナンスや製造も引き続き行ってほしいと、就職が決まりました。倒産から一か月後の事です。これまでの仕事を引き続きやることになり、待遇も同じでした。
 突然の倒産失業はショックでしたが、娘夫婦は共働きで、娘が看護師であり夫のくらしも支えられたから、生活を変えれずに困難を乗り越えることが出来ました。生活が安定するというのは次の希望を見いだせるということですね。

 相談者の若い人も、生活保護を受け、病気を治療し気持ちを安定させて、次のスッテプへと希望を持ってほしいとおもいます。ゆっくりでいいからね。

masakiichiko | - | - | - |

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