老朽化した公立保育所の施設調査に行きました
2016.11.19 Saturday
尼崎市の公立保育所は、21か所あります。当初は45か所も公立保育所がありましたが、民間移管が進み現在は21か所。この度第4次計画が出され、21か所から12か所を民間移管し、最終的には9か所にする計画が出されています。これは20年前に出された計画であり、子どもの生活状況が悪くなっている現在にそぐわない計画だといわなければなりません。共産党は当初から民間移管には反対してきました。子どもの保育は公共が責任もって行う公的な政策だからです。
今回は川崎議員と私で、昭和40年代に建てられた古いプレハブつくり、鉄筋コンクリート造りの公立保育所を施設調査に行きました。5か所しか行くことができなかったのですが、いずれも45年〜50年近く経過した保育所です。鉄筋コンクリートにしてもプレハブ造りにしても、子どもが生活する場としては大変な不都合がある建物でした。
プレハブ造りは建物の外に廊下があり、雨風の日は水浸しの廊下を子どもが通るというものです。建物のゆがみもあり教室のドアが開けにくい、雨漏りがする。トイレの排管が老朽化して常に臭うなど、大変な状況でした。プレハブつくりで50年も置いとくなんて耐用年数がとうに過ぎています。保育士さんの努力により、快適に使えるように施設のあちこちで創意工夫が見られました。
鉄筋コンクリート造りは、外壁の壁が剥がれ落ち、危険防止のために天井の部分にネットを張るなど哀れな姿の保育所もありました。
5か所の保育所のうち、3か所で所長さんに保育所の中も見せていただきました。2か所は外観を一回りして見るにとどまりました。やはり専門家でもない私たちには外観ではいろいろなことはわかりません。
当初は新しく立て替えた保育所も見たかったのですが、時間の関係で老朽化の状態をしっかり見てきました。計画的な公立保育所の建て替えが迫れています。
今回、調査してわかったことをまとめて、市に建て替えを要望していきます。まずは共産党議員団で話し合い方針を決めていきます。
masakiichiko | - | - | - |