「新日本医師協会」の学習会に参加しました。
2016.11.13 Sunday
今日初めて参加した「新日本医師協会(新医協)」は国民の生命と健康を守り、国民本位の医学・保健・医療・福祉の進歩を目指すことを目的とした個人加盟の学術団体で、同時にそれらの改革に取り組む実践団体です。私は知り合いの保育士さんから誘われて参加しました。今日のテーマが「小児科医からみた子どもの貧困」の学習会だったからです。大阪の此花診療所の小児科医、小松孝充先生の講義がありました。
民医連の54の医療機関の他施設共同研究、外来受診された小中学生の子どもを持つ世帯を対象に「貧困と子どもの健康、外来診療での子育て世帯の実情調査」をしました。その調査結果をもとに話されました。調査対象は712世帯、貧困世帯156世帯、非貧困世帯556世帯、小学生481世帯、中学生231世帯を対象にした調査結果です。貧困世帯の子どもには肥満傾向が多いという結果がありました。高カロリーの手軽な食生活が原因です。早寝早起きの規則的な生活、朝食の摂取することが生活習慣病を予防するカギだという言葉に納得しました。そして貧困の連鎖を断ち切るためには「教育」の必要性を話されました。
実態調査では、子どもの虐待と貧困の関係にも触れられ、興味深く聞き、目からウロコでした。大変勉強になりました。
医師や鍼灸師、保育士、保健師等の参加者で、会場からも多くの質問と意見が出されました。その中で保育士さんが「子どもから高齢者までシャワーではなくお風呂に入る、体を温めることが、翌日の体や意識がシャッキとなる」と入浴の効果を話されて、そんな話は初めて聞いたので驚きました。介護や保育の場で実際に体験したことなので説得力があります。特に発達障害がある子どもにはとっても効果があると言われていました。
この日は、私もシャワーではなくお風呂にゆっくり入って芯から温まりました。寝るまで体がポカポカでした。明日は心もちシャッキとしているかな?
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