自治体学校 その2
 自治体学校の2日目は、分科会です。私は池上洋通先生の「基本の『き』から学ぶ・地方自治の生命」を学習しました。
 まず現行日本国憲法と自民党改憲案に見る憲法の基本的理念と地方自治でした。現行の憲法は「日本国民は……主権は国民に存在ることを宣言し、憲法を確定する。」から始まります。
 自民党改憲案は日本国は……国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政および司法の三権分立に基づいて統治される」から始まっています。自民党案は国土と国家から形成されるなっています。国民の上に国家があるんです。
 日本国憲法は、地方自治を中央政府の三権と並ぶ国家の統治機構の一翼として位置づけました。憲法に地方自治が規定されました。
 憲法自身の建前が、従来のこの国家中心ということに非常に重点を置いてあるのと違って、個人の尊厳というとことに相当の重点を置いています。それと同じように地方公共団体の独立的存在をいうところに相当の重点を置いてあります。
 地方自治から政治を変える。その例に岩手県と秋田県の境にある沢内村での、尊重と保健師職員、村民たちが一体となって命の行政に取り組み、乳幼児死亡率ゼロを達成したことを紹介されました。私は沢内村の映画を2回見ました。その映像が脳裏に浮かびました。
 日本の自治体の政治活動で注目されたのが、「非核自治体宣言」「平和宣言」です。現在は非核宣言自治体は、都道府県を含め1578自治体です。全自治体の88.2%の及んでいます。
 また福島原発に事故を受けて「脱原発」を含んだ宣言・条例を定める自治体が現れ、新たな光があてられています。

池上洋通先生、パワフルでした。

 まだまだまとめなければならないことがたくさんありましたが、きりがありません。池上先生のパワフルでわかりやすい、受講者に語り掛ける講義は大変おもしろかったです。また講義を受けたいとおもいました。

 
 七夕飾りの下で、記念写真を撮りました

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