野菜を食べよう!
2015.01.24 Saturday
尼崎食育推進計画をH22年〜26年度まで5年間の取り組みを評価し、改善を加え、引き続き食育に関する施策を計画的に推進するために「第2次尼崎市食育推進計画」を策定します。
食育に関する意識調査を成人2000人、幼児の保護者603人、小中高校生各500人を対象に市民アンケートをしました。その結果を検証しています。
特に、小中高校生の食習慣はすこしショッキングです。
朝食に欠食率が、幼児が0,9%、小学生3,2%、中学生7,2%、高校生9,3%でした。いずれも5年前より高くなっています。全国から見たら尼崎市の子どもは、圧倒的に(約2倍以上)欠食率が高い結果でした。
朝食を一人で食べている子どもが、小学生25.5%、中学生49.2%、高校生63.1%。一人食べている子どもは、「食事の楽しさがわからない」「楽しくない」と答えている割合が高いことがわかりました。
野菜を食べている割合は、小学生では、1日3回食べている30.9%、2回が53.0%、1回が12.8%でした。1回は給食で食べるので1割強の子どもが、給食以外はちゃんとした食事ができていないのではないかと思われます。1日350gの野菜を食べることを推奨していますが、中学生では、2〜3日/1週間・ほとんど食べないが60%近くいます。高校生では、70%でした。子どもの野菜不足が「生活習慣病予備軍」を増やす結果になっています。
小中学生の肥満の割合が、全国と比較すると尼崎市の子どもは高い結果でした。
「尼っこ健診」では、中性脂肪、血圧、肥満、糖尿病の数値が高いなどの生活習慣病予備軍の子どもが年々多くなっているのは、深刻な問題です。
そこで野菜350gがなぜ必要なのか?調べてみました。野菜350g(そのうち緑黄色野菜が120g)はカルシウム・カリウム・ビタミンC・植物繊維など栄養素を十分の確保できるのが350gだそうです。生活習慣病やがんの予防に役立ちます。緑黄色野菜は特にカルシウムが含まれ、骨の成長にいいようです。
では350gと言うのはどれくらいの量なのか?青菜のおひたし1皿(小)野菜サラダ1皿、かぼちゃの煮物1皿分、野菜炒め1人前2皿分、野菜カレー1人前2皿分など1皿分を1日5皿食べたら、350gの野菜を食べる目安になります。
ちなみに350gの野菜を食べる頻度と世帯収入を見てみると、収入が多い世帯ほど野菜をきちんと食べている割合が多いことがわかりました。と言うことは子どもの生活習慣病は、子どもの貧困や生活の乱れ、親の忙しさ・働き方にも影響しているのではないかと考えることができます。
市民の健康生活のために、アンケートや尼っこ健診や特定健診の結果を踏まえて、「野菜を食べよう」の対策、啓発をやらなければいけないのではないかと思います。
ちなみに今日の我が家の夕食は粗食でした。超簡単メニューですが、野菜はまずまず取れていると思います。
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メインは豆腐ハンバーグに大根おろしかけました。野菜サラダは大盛り、ほうれん草のお浸し、豆腐と白菜の味噌汁、ご飯大盛りでした。
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