おじいさんの引越し
2013.03.17 Sunday
16日88歳のおじいさんが、病院を退院しましたが、4ヶ月という長期入院で体の機能低下と在宅酸素が必要となり、1人暮らしをすることが出来ず、退院後は高齢者賃貸住宅でくらすことのしました。住まいを変えることへの困難さがありなかなか決まりませんでしたが、やっと退院することが出来ました。
おじいさんは新しい環境に戸惑いとさびしさがあり、足腰が弱わった体で心細そうでした。かわいそうな気がしますが、一人暮らしで火事でもなったら大変です。かわいそうですが仕方ありません。
これまで住んでいた文化住宅の引き払いが、それはもうたいへんでした。おじいさんは何でも買っては貯めておく方で、洋服を初め台所、生活用品とあらゆるものがあるんです。新品のくつが5足以上、下着靴下、タオル類、ふとんまで新品でとってありました。一人暮らしなのになべやフライパンなどが10個以上、扇風機が4台などがあり、腕時計やめがねが10数個などなど、6人でも2日かかりました。おじいさんの浪費状況が、よくわかりました。
高専賃住宅には、生活に必要な最低限のものを持っていきました。出来るだけ新品のものを持参しました。『洋服はほかさないで取っといてくれ』と言うのがおじいさんの願いなので、知り合いの空き家に保管してもらうことにしました。後は廃棄物の山でした。捨てるのが嫌いなおじいさんです、無念な想いだと思います。
驚いたことに、これだけの物・物なのに、小銭が1円も出てこなかったのが、なんとも不思議です。
地域の皆さんの協力で、めどがつきました。後は市に頼んで大量の廃棄物を運んでもらい終了です。
今回の引越しでわかったことがあります。年取ったら物を少なくしてシンプルに生活するのが一番ということです。
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