| main |
アスベスト訴訟の全面勝利をめざす関西大集会に参加
 9月11日から9月議会の本会議が始まりました。今日は一般質問の最終日、5時半に終わって、大阪の天満橋であった「アスベスト訴訟の全面勝利を目指す関西大集会」に行ってきました。私が行った時にはすでに始まっていました。会場は超満員、ドキュメンタリー映画「いのちって、なんぼなん?泉南アスベスト禍を闘う」の上演中でした。泉南のアスベスト被害者を2008年、大阪地方裁判所前の原告団弁護士活動から撮影がスタートしました。
 国が、石綿肺などの重大な被害発生を知っていながら、局所排気装置の設置を義務付けないなど必要な規制を行なわなかったことに対して、損害賠償を請求している裁判です。
 地裁で勝利判決、その喜びを打ち砕いた国の不当控訴、そして権力の恐ろしさをまざまざと思い知らされた高裁逆転判決。現在、1陣訴訟は最高裁に、2陣訴訟は9月18日に高裁で審理がはじまります。
 わが国のアスベスト被害の原点である泉南アスベスト被害、その勝利なくしてすべてのアスベスト訴訟の勝利はありません。そんな緊迫した勝利をめざす集会でした。
 国が不当控訴したとき、被害者の人が悔しさを語っていました。「国は私らがアスベストが舞う会社で働いたこと、この街に住んでいたことは、自己責任だということか」と。アスベストが危険なほこりだったことは知らなかった、中皮種になって苦しんで苦しんで死んでいった夫の無念をはらしたいとがんばっています。
 提訴している被害者は59名、提訴後、生存原告のうち8名が死亡しています。被害者は、石綿紡績工場の労働者と周辺住民です。

 会場一杯の原告とその家族、支援者

 尼崎の原告者と弁護士の経過説明

 妻が働いている夫に、お弁当を届けに行ったら、工場内は真っ白いほこりで、1m先の夫が見えなかったいいました。そんな悪環境の中で働いていました。石綿の恐ろしさも知らされずに・・・そして夫は中皮種になって苦しみながら亡くなりました。
 
 私は本会議が終わって、「行くのしんどいなあ」と思いながら行きました。でもあのドキュメンタリー映画はすごかった!国を相手に、原告と弁護士の闘いの映画でした。行ってよかったと思います。
 携帯電話を忘れて、夫に遅くなることを言っていなかったので、夕食の準備をしておらず、少し心配だったので早く帰りました。


masakiichiko | - | - | - |

TOPへ
PROFILE CALENDER
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2012 >>
ABOUT SITE REPORT NEW ENTRIES CETEGORIES BACK NUNBER