久しぶりの映画「記憶にございません」
2019.10.23 Wednesday
昨日は夫と久しぶりに映画に行きました。いつも休みの日には夫は家で留守番または孫の面倒を見てくれます。いつもほったらかしです。夫はその方が自由で良いようですが。以前はたまに旅行にも行っていましたが、最近ではそれもなし。ということで、前日に「映画行きたい。明日は完全休みにする」と宣言しました。
中井貴一主演、三谷幸喜監督の「記憶にございません」を見に行きました。大物俳優がちょい役で出てくるのも面白いです。勝手で強引、支配的な国民から嫌われ者の首相が、国民が投げた石に当たり、記憶喪失になる話です。記憶喪失になってからは、政治のことも家族のことも覚えていない首相が、国民のための政治をやろうと周囲の協力で、国民の支持率を上げていくというお話です。「消費税を下げる、税金は富裕層から応分の税金を取ったらいい」とか「憲法の3原則は国民主権・基本的人権の尊重・平和だ―」と叫んだり。アメリカ大統領の来日で「アメリカンチェリーの輸入に関税は下げない!僕は日本の農家を守る」とか、ちょっとしたさりげない言葉に、今の政治批判が組み込まれているのを、私は見逃しませんでした。笑える、そうだ、頑張れーと応援したくなる、主人公の首相の行動がおもしろくて・・・、会場から笑い声が聞こえてきました。同じ場面での笑い声でなんか映画館の一体感を感じた映画でした。出演者が真剣にずっこけるですよねー。さすが三谷幸喜監督の映画だなと感心しました。
友達のIちゃんも見に行ったそうです。Iちゃんは「田中圭」の大ファンなのです。その田中圭もお巡りさん役で出ていました。その真剣に首相をSPしようとする大げさな振る舞いに笑いがありました。本当に面白かったです。
夫が「久しぶりの映画だったなー。「万引き家族」以来やなー」と言っていました。そんなに長く映画を見ていなかっただと、あらためて時々は文化に触れないと潤いがなくなるなーと思いました。充実した休日でした。
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