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ふるさと、熊本天草へ帰ってきました。
 一年ぶりの故郷でした。母親(90歳)が兄夫婦と一緒に暮らしています。脳梗塞になってから左半身が不自由になり、大分認知症が進んでいました。田舎の家はリビングには冷房がありますが、母親の部屋や座敷などには冷房がなく扇風機だけです。高齢者の熱中症の危険性を目の当たりにしました。暑いと感じない、冷房や扇風機は寒いという。お茶は勧めなければ飲まない。暑さにとっても鈍感です。夜は部屋を閉めっきって扇風機もかけず、毛布をかけて寝ていました。本当にびっくりです。私は縁側のサッシは開け、扇風機をつけていても暑くて眠れなかったのに。田舎でも今年の夏は異常気象でした。
いつも変わらない故郷の風景は最高です。空も海も最高の青でした。

 母親はいつも同じことを、ものすごい勢いでしゃべります。とっても話し上手な母親です。そこのところは私は父親ゆずりです。

 甥っ子夫婦に2人目の子どもが誕生していました。とっても幸せそうです。ママは働こうと思っていたら、二人目の妊娠がわかって、働く機会の逃したと言っていました。田舎では就職口が厳しいけど、若い二人は働かなければ生活・子育てができません。がんばれ、若いパパママ。甥っ子はイクメンで子育て一緒に頑張っていました。
 甥っ子は休みの日には一日中子どもの相手をしています。この日は2回もプールで遊びました。

 赤ちゃんは2か月目です。赤ちゃんも暑いでしょうね。ジジババも育児の参戦しています。

1歳10か月の孫が、可愛くて仕方ない私の兄

 帰省時は、私が食事を披露します。1日目は美味しい刺身とお寿司をとってくれていました。天草の刺身は何よりもごちそうです。2日目は焼肉をしました。
 焼肉をみんながおいしいと食べてくれました。冷房のあるリビングがみんなのたまり場です。朝から晩までリビングに入りびたりです。ほかの部屋はあつくて、あつくて。

 3日目は、お盆なので精進料理を、筑前煮ときんぴら、サラダと唐揚げをつくりました。唐揚げがおいしいと好評でした。妹夫婦をも来て、総勢11人で食べて飲みました。九州は飲み方も豪快です。

母親の面倒を見てくれている、兄夫婦には苦労を掛けています。まだトイレに行ったり食事をしたりは自分でできますが、週に3回はデイサービスにいって風呂に入れてもらっています。とっても楽しいようです。(直腸がんの人工肛門があるので、風呂は自宅では大変です)
 朝6時、目覚めと同時に「仏さまのお花を買いに行く」と言って、出かけました。後をついて行くと店のドアをどんどんと叩いていました。外を歩く時の足取りは早いです。これは大変だと思いました。でも外につれて行くと、通りがかりの人たちが声かけてくれました。90歳になっても、いまだに同級生がいるのですから、地元の強みです。みんなが知り合いですから。
 私は年に一回しか帰らず、みんなに苦労かけています。すまない気持ちでいっぱいです。

 あっという間の帰省でした。帰りは熊本城を見て帰りました。去年から修復は進んでいません。時間がかかりそうです。暑くて観光客も少ないようでした。


復興は大変困難を極めていました。でも「熊本は負けない」ののぼりがあちこちにありました。

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