3日間の保育合研が、感動の中で終わりました。
2018.08.06 Monday
2日目は、大阪茨木市の立命館キャンパスでの分科会に参加しました。私が参加したのは「保育制度のシンポジウム」でした。保育が子ども子育て新制度になって4年、どのように変わったか?今の保育制度の問題点がありらかになりました。
まずは保育施設・事業所のあり方、待機児童対策についてを保育研究所の逆井直紀さんから講義を受け、保護者負担と保育の無償化について、佛教大学の田中智子先生から。待機児童の解消と「保育の質」についてはジャーナリストの猪熊弘子さん。保育施設の民営化・統廃合については奈良女子大の中山徹先生の話でした。
待機児童の対策は国が勧めようとしている企業主導型が中心でいいのか、保育基準の引き下げで保育の質は保てるのか、幼児教育の無償化の具体的なイメージを説明されその問題点もあきらかになりました。2017年12月に閣議決定した「新しい経済政策パッケージ」で子育て安心プランを前倒しして、約32万人分の保育の受け皿を2020年度末までに整備、待機児童を解消するとしている。「幼児教育無償化」もこのプランの一つとされている、ようです。
保育の問題は今大きな社会問題になっています。2日目の分科会では会場いっぱいに参加者が多く、みなさん熱心に聞き入っていました。尼崎市の法人保育園の保育士さんや保護者の人もたくさん参加されていました。
保育の問題は働く労働者の問題でもあり、子育て、少子化、生活の質等の社会の問題として国、自治体で真剣に考えていく問題です。議会活動にも大いに生かしていきたいと思いました。午前午後とびっしりの分科会で、大変疲れましたが勉強させていただきました。
広い教室で私は前の方で聞きましたが、後ろには人がいっぱいでした。
3日目は、全体会でした。最終日の講演でした。月曜日ということもあり、少ないのではと思って参加しましたが、なんのなんの多くの人が最後まで熱心に聴いていました。「今、子どもの育ちにとって大切なことは何か」という題で、龍谷大学教授 白石正久先生のお話でした。子どもの気持ちの変化、成長の記録を保育士の目線、気づきで接することに感動してしまいました。保育園という集団生活の中で、コミュニケーションをとる過程での子どもの成長を見逃さない感性を持つ保育士は、何という素敵な専門職なんだろうかと、あらためて敬意を表します。子どもの一人一人の成長する変化を、とらえられるようになると、保育士がおもしろくて、やりがいが出来てくるのだろうなと思いました。そうなったら、保育士はやめれなくなりますね。がんばれ!保育士。そしてがんばれ子ども達、ママさん・パパさん。
3日間の参加者は、9,339人の参加者でした。来年は愛知県で開催されます。もうすでに準備がされているところです。3日間の参加は通勤が大変で、たいへん疲れました。でも最後まで参加してよかったと思います。これも大阪で開催されたおかげです。準備されたスタッフのみなさんの頑張りに敬意を表します。
最終日それも月曜日なのに、最後までの参加者でいっぱいでした。
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