| main |
7月の演劇鑑賞会
 私は神戸演劇鑑賞会に入会しています。年7回の公演がありますが、昨年12月に行ったきり、2、4、6月の公演は行くことができず「もう、やめようかな」と思っていました。7月の公演は、忙しかった参議院選挙が終わり、引きづずきあった7月議会も終了して、久しぶりの鑑賞会でした。

 「百枚目の写真 〜一銭五厘たちの横丁〜」実在の写真が語る名もなき家族の物語です。昭和49年、ジャーナリストの児玉隆也は99枚の写真を手に、東京の下町を歩きました。それは30年前戦時中に撮られた氏名不詳の家族写真でした。
 戦争に息子、夫、父を取られ、帰ってくると信じて家庭を守る、家族一人ひとりの苦難、悲しみの姿を演劇にしたものです。息子の帰りを待つ名もない家族。どんな気持ちで家族写真を撮ったのか、99枚の実際の写真に込められています。
 そして百枚目は私自身、あなた自身の家族写真ではなかろうかと演劇は訴えていました。現在の日本と重ね合わせて、2度とこんな家族を作ったらいけないと思いました。

 とってもいい作品でした。私は演劇などの芸術には疎い人間ですが、いいものは誰もが感動するものなのですね。

masakiichiko | - | - | - |

TOPへ
PROFILE CALENDER
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< July 2016 >>
ABOUT SITE REPORT NEW ENTRIES CETEGORIES BACK NUNBER