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「こどもの貧困と自治体施策」の学習会に参加
 大阪社保協主催の学習会に、難波まで行きました。難波まで行ったのは何十年ぶりでしょうか?難波の繁華街は歩いたことがありません。道に迷いながらやっと目的地にたどり着きました。
 「子どもの貧困」大阪こどもの貧困アクショングループ代表の徳丸ゆき子さんの話は、昨年一回聞いたことがありました。昨年は、「シングルマザーたちの100人がしんどい状況について話しました」実態調査の途中でした。今回、調査結果を踏まえた学習会でした。調査では、お母さんたちの幼少時代からさかのぼって現在に至るまで、そして自分と子どもの将来の不安などを聞いています。100人の人の同意を取って聞き取り調査をした、大変な苦労があったと思います。
  たいへん充実した講義でした

 「しんどい状態にあるシングルマザーのもとで暮らす子どもたちは、お母さんも頑張っている仕方ないと、寒さに耐え、お腹を空かし、淋しさを抱き、自分なりに頑張って生きていますが、たくさんの不利を抱えて大人になります。
 負の連鎖は次の世代へと引き継がれることが多く、自分だけ抜け出すことのは困難です。このまま親だけの責任としていれば、悲劇は繰り返し、今後も増えていくでしょう。」と徳丸さんは言います。

 子どもを抱え、困難な暮らしは自己責任とあきらめたら、一人では乗り越えることができません。「助けてほしい」声を上げることが必要です。でもこのように書いている、私は上から目線で言っているのでしょうか?
 幼少時代から、幸福感を知らないで育ってきたお母さん、その家庭環境から逃げ出したいと結婚。しかしまたそれが困難の始まりでした。出産・離婚して今度は経済的困難から抜け出せない、精神状態の悪化や職場でのいじめ、あるいは子どもの不登校といった様々な問題が重なる。到底自分一人では解決できません。社会が心を寄せて支援の基盤を作ることが必要です。
 でもそれも、上から目線の「ほどこし」に過ぎないのでしょうか?きっと、何ができるかではなく、話を聞いて何を望んでいるのかを知ることが大切のではないか?考えさせられる学習会でした。なかなか答えを出せません。

masakiichiko | - | - | - |

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