文教委員会の行政視察で、佐賀県に来ています
2014.10.23 Thursday
佐賀市立小中一貫校の視察に来ました。「芙蓉校」です。
佐賀市では小中連携教育をさらに進めた形が小中一貫校ととらえ、佐賀市内ではこれまで6校の小中一貫校を開校しています。
その目的は、小中学校の教育の連続性を図ること。小学校1年生から中学校3年生までの9年間で子どもを育てることが、教師が明確に意識し、各学年の成長の段階における的確な教育を行なっていくことが大きな目的です。
芙蓉校は小学生80人、中学生40人の小さなな学校です。
小学1年生は5人です
中学生の教室 机の高さがずいぶん違います
少人数での学級で学力がアップしています。学年の縦横のつながりが強く成人のなっても仲間意識のつながりがあります。子どもたちは9年間通った学校と友達、先生に愛着が強く、学校がふるさと、我が家となっています。学校に居場所を作ることが不登校を防止するキーポイントです。
建物は2階建ての瓦ばり、室内は佐賀の板を張りつめていました。学校に入ったら木のにおいがします
なんと校門です。「出会いの一礼」と書いてあります。
二宮金次郎の銅像が私たちを迎えてくれました
私は、小中校一貫教育が子どもたちにとっていいのかの検証はしていませんが、小規模校で少人数学級の取り組みはいいなと思います。学力アップの要は少人数でみんながわかる丁寧な教育、基礎学力をつけることだと思っています。
芙蓉校のアンケートでは、小学6年生の中学校に対する意識の向上は、「中学進学に対してどう思っているのか?「とても楽しみ」「楽しみが」77%
あなたは学校生活を楽しく送っていますか?「当てはまる」「だいたい当てはまる」が児童89.4% 生徒100%でした。
保護者の成果の認知では、小中一貫校の特色を生かした学習や行事が行われていると思いますか? 「とても思う」「思う」が97.6%
不登校傾向の減少と学力の向上傾向が、小中一貫校の成果ですと言われていました。これが尼崎でもとり入れられるかは、これからの課題です。
行政視察一日目の報告です。
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