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自治体問題研究所主催の講演会に参加しました。
 「住民投票の教訓と都構想後の大阪を考える」奈良女子大学教授の中山徹先生の講演会がありました。
 以前尼崎の民商で中山先生の、地方創生のお話を聞いたことがありました。今回の大阪都構想の話も大変興味深く、神戸まで聞きに行きました。先生は大変わかりやすく具体的、運動の場面を思い浮かべながら聞くことが出来ます。
 実際に、大阪に応援に行ったのでとってもよくわかりました。

 都構想とは何だったのか
大阪市を廃止し5つの特別区を設置する。大阪市の税金を大阪府に移し、それをカジノ誘致、大型公共事業を進める。2重行政は幻想であり、大阪市解体で財源は捻出できない。一方、特別区の設置は新たな財源が必要。市民サービスの削減、民営化が必死である。重大なことを決めるにもかかわらず、市民には適切な情報と時間が提供されていない。賛成が過半数を占めれば、市民生活、地域経済に取り返しがつかない混乱を招いた。
 大阪市や区に愛着を持った市民が大阪の未来を真剣に考え、自主的に行動した住民運動が繰り広げられた。その一方で都構想の中身がよくわからんとの疑問と橋下市長への期待も寄せられた、その結果、僅差(約1万票)での反対派の勝利であった。何か一つでも欠けていたら賛成派が多かったのではないか。大阪市の市民を二分離にしてしまった。
 住民投票後1週間、すでに(総合区)という提案が出ており、大きく動いている。大阪市・区を残す方向で、オール大阪として共同を一致させながら大阪経済対策を進めていく。等のお話でした。
 会場から、道州制との関連や橋下市長のバックボーンは何だったのかなどの質問が出ました。

 実際に大阪の人たちの話を聞き、一緒に行動したので、その話の場面を思い浮かべての講演であったので内容がよく理解できました。これからの大阪の発展に注目です。


 

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