「生活保護問題議員研修会」に行ってきました
2013.08.24 Saturday
8月23日・24日と名古屋市中小企業振興会館吹上ホールで「生活保護問題議員研修会」に行ってきました。
生活保護基準に引き下げ問題をどう考えるか?基準引き下げは、生活保護への影響だけではありません。市民税や所得税の非課税の所得金額、最低賃金決定、学校の就学援助の対象者、保育料、国民健康保険の減免、介護保険料、公営住宅の減免基準など、生活のあらぬる場面で影響してきます。
行政による生活困窮者支援では、滋賀県野洲市の職員さんの話がとってもよかった。ワンストップ窓口で、例えば国保料滞納している市民の生活実態を丁寧に聞き、援助が必要な専門職員に救いを求めていきます。そのことによって生活再建を行ない、税金や国保料の滞納をなくしていく。市民の生活にとっても市税収にとっても効果をあげている事業の紹介でした。
研修会の後、交流会にも参加をしました。
2日目は、分科会でした。私は「刑務所からみた貧困とメンタルケア・DV被害者支援」に参加しました。犯罪の陰には貧困があります。高齢者が最後の社会福祉施設として軽犯罪を犯し刑務所に入る現実があるそうです。そこには貧困と孤独があるそうです。
全体会の「生活保護と地方財政」の講義がおもしろいと思いました。若い大学に先生が、とっても興味深く生活保護の国負担と地方交付税の話、高い国保料や医療費によって生活保護費を特に医療扶助を大きく膨らませている話が、大変興味深く聞きました。
最後に、尾藤廣喜弁護士による「真の生存権保障を確立するために」、研修会のまとめを講演されました。
国民の権利である、生活保護基準は守らなくてはいけません。いやもっと引き上げるべきである。ヨーロッパ諸国に比べると、貧しい日本の社会保障制度です。外国並みに引き上げるべきとの話に、感動しました。
勉強できて良かったと思いました。兵庫県からは、西宮市と加古川市の共産党議員さんの参加もありました。
尼崎からは田村議員・徳田議員と私が参加しました。最後に記念写真を撮りました。
名古屋市は、私にとっては初めて訪れた街でした。さすが大都会、高いビルがそびえたっていました。地下鉄が発達していました。私たちが泊まったホテルは繁華街にあり、人人でいっぱいでした。
徳田議員が、地図を見ながら案内してくれ、迷子にならないように、一生懸命についていきました。 よい研修会に参加できて満足で帰ってきました。
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