初質問、チョー緊張
2009.09.10 Thursday
日本共産党市会議員団 真崎一子です。初めての一般質問で緊張していますが、よろしくお願いします。
私は、今回の議会で子どもの医療費ついて、新型インフルエンザ感染対策について、最後に青少年の健全な遊び場の設置について3点質問します。
まず子どもの医療費についてです。少子高齢化が叫ばれてからずいぶんな時間がたちました。しかし国による対策はほとんど立てられていないのが現状です。特に子育て世代の生活は大変厳しくなってきています。その中で尼崎における子育て支援の不十分さが指摘されています。
親にとって子どもが病気になることほど心配で切ないものはありません。子どもの病気はあっという間に重症化します。早期発見早期治療がなによりも大切です。せめてお金の心配をしないで病院に行けたらどんなに安心でしょう。子どもの医療費無料化は、親にとって共通の願いです。
乳幼児医療費助成制度とは、子どもの医療費について、県や市が自己負担の一部、または全額を助成し、受給者の費用負担を軽減する制度です。
現在、国の制度としては、健康保険法で0歳〜小学校入学前までは2割負担となっています。今回の総選挙で日本共産党は、国の制度として子どもの医療費を小学校入学前まで無料にすることを訴えてきました。
兵庫県では、2006年9月から、小児科の医師や保育園の園長、日本共産党県会議員など24名が呼びかけ人となって、子どもの医療費を中学卒業まで無料にすることなどを県に求める、「子ども署名」が取り組まれました。私も地域の人と一緒に、保育園、幼稚園、駅前での署名運動に取り組んできました。その中で兵庫県は2007年4月から、対象を小学校入学前から小学校3年生までに所得制限を含め、一部助成制度が拡充しました。尼崎市は2005年7月から県制度の改正に伴い、3歳未満の診療分については、入院、通院とも健康保険診療分の自己負担額全額が市独自で助成されました。さらに2年間据え置きで今年の7月から自立支援医療に準拠し、所得制限は厳しくなったとはいえ、入院は小学校3年生まで自己負担額全額が助成されました。
全国は、1814自治体あります。乳幼児医療費助成制度が、中学卒業までとなっているのは、外来では13%の233自治体、入院では21,5%の387自治体であり全国的にこの1〜2年の間に増えているのが現状です。
政令都市でも、18都市中6都市が入院時の医療費無料化が中学卒業となっています。神戸市では、今年の7月から中学卒業まで入院が無料となっています。小野市は今年の4月から、所得制限を撤廃し入院、外来とも完全無料化にしています。しかし深刻な経済状況により緊急対策として3年間の限定です。西宮市では来年7月から、入院・外来とも完全無料になります。
外来でも入院でも3割もの患者負担をとられる国は、先進国でも日本だけです。公的医療制度のある国では、窓口負担はゼロか、あっても小額の定額制です。日本も1980年代前半までは、「健康保険本人は無料」「老人医療費無料」でした。この世界でも当たり前の原則をくずし、日本の医療制度を『国際基準』から大きく後退させてしまったのが自民党政治です。
そこで質問します。
自民・公明政権が終わり、政治の転換期にある今、せめて小学校入学前までの医療費を無料にすることを国の制度として求めていくべきだと思いますがいかかですか?
また兵庫県に対し、乳幼児医療費助成制度を中学卒業するまで無料にすることを求めていただきたいと思っています。そのことについてどのようにお考えでしょうか?
私は選挙期間中に、公約として「子どもの医療費を中学卒業するまで無料に するように頑張ります」と訴えてきました。すると小学生や中学生から「いちこさん、子どもの医療費無料にしてね。頼むよ」と応援をしてくれました。それは単なる冷やかしでなく、子ども達は親が今大変な思いをして自分達を育ててくれていることを知っているんです。私は親と子どもの願いを議会に届けると約束しました。
ある小児科の待合で若いお母さん達が「来年、西宮は子どもの医療費が中学卒業まで無料になるらしいよ。学校給食もあるし、引っ越そうかなと思っているのよ」と話していました。喘息の子どもをもつのお母さんは「発作が起こったら待ったなしに病院に行って吸入をしないと大変苦しい思いをする。でも長引いたら負担が大きいんです」と言っていました。
尼崎市は税収が減っていると言われていますが、そのことは市民の暮らしが大変になってきていることでもあります。特に若い子育て世代は雇用状況は賃金が低く、経済的にも生活が大変厳しくなっています。子育て支援として子どもの医療費助成制度拡充は緊急の課題です。
そこで質問します。
尼崎市独自で実施するとすれば、子どもの医療費を中学卒業まで所得制限なしの無料にするには、財源はどれくらいで出来るのですか、全国的に拡充の方向に変わりつつある中で、医療費無料化を市独自でやってもらいたいと思っていますが、いかがですか?
第一問です。市の回答は、国に対して要望していくが、市独自で行なうのは今の財政状況では無理である。との返事でした。子どもの医療費助成制度を中学卒業するまでに拡充するための、財源は7億かかるとの試算でした。
他会派の野次にも負けずに、力強く話することが出来ました。
他会派の議員さんも私の話をよく聞いてくれていたのでうれしかったです。
でも朝から、緊張の連続だったので、夕方には疲れて頭痛がしました。
今日は、松村議員の登壇です。きっと迫力ある質問になると思います。楽しみです。
自己採点は初回なので、甘くつけて85点でした。緊張して声がうわずっていました。
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