「第15回地域人権問題全国研修会」in姫路
 この集会は、憲法が保障する個人の尊厳と市民一人ひとりの幸せを実現させるための「地域」と「人権」の今日的な課題を考えるものでした。
 私は「部落差別」を考えるときに、いつも思い出すことがあります。生まれ育ったところが天草ということがあり、古くからの宗教的ないわれの中で育ってきました。うちは仏教真言宗でしたが、いつも壁を崩したらキリストの十字架が隠させているのでは・・などとあこがれを持っていました。部落の問題は全く知らないで育ちました。高校の時演劇部で「部落問題」を題材にした上映があり、就職や結婚等でこんな差別の状況があるのかととってもショックでした。家に帰り父親に「今日、演劇で部落問題があった。こんなことってこの世の中にあるの?」と聞きました。父が「同じ人間、同じ赤い血が流れている。差別は絶対にダメ」と強く言った父の言葉が忘れられません。

 特別報告の「八鹿高校事件から45週年ー裁判闘争の成果と教訓を今に生かす」小牧秀夫氏(元八鹿高校事件対策弁護士団」の報告でした。
 私が共産党に入った時から、八鹿高校事件の時デモや活動の応援に行った人の話を聞いていました。大変な紛争と熱い闘いの中で、高校の先生や高校生、地域の人達のたたかいを映像で見ました。45年前というと、ちょうど私が高校生の時代です。あの時代にこんな壮絶な地域ぐるみの闘いがあったんですね。
 でも今でもこの中で闘った人たちは未だに熱いものを抱いています。その渦中にいた先生や学生は、今も熱いものをもって健在でおられます。小牧弁護士はご高齢にもかかわらず、八鹿高校事件の裁判闘争の話を、誰よりも熱く語られました。最後の生徒が書いた詩を読まれたとき、涙が出ました。
 集会から帰ってきて、小さな会議がありました。集会で聞いてきたこと、見てきたことを話すと、このデモに参加したという人が2名いました。その話になると止まりませんでした、やはり熱い闘志が未だに健在でした。

  来賓に共産党の辰巳コータロー元参議員があいさつ

 安倍改憲とメディア 永田浩三武蔵野大学教授

 八鹿高校事件の報告を小牧英夫弁護士

 姫路の文化ホールは行には道に迷ってえらい時間がかかりました。5分ほど遅刻しました。帰りは雨が降ってこれまた大変。姫路から山陽電車で新開地へ、それから阪急電車で武庫之荘まで帰りました。これも時間がかかりました。後は自転車で土砂降りの中帰りました。寒かったこと。風邪ひきそうでした。

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